旧山中町を南西から北東にぐるりと一周するように通る県道で、加賀市最南端の県道になる。前半はほとんどの集落がダムに沈んでいるが、後半は温泉街の山中とは違った「もうひとつの山中」を体験できる。加賀市を代表する河川である大聖寺川と動橋川のそれぞれ上流部沿線を通る県道でもある。 |
地点 | 距離 | 接続 | 備考 | 重複 |
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加賀市我谷町 | 0.0 | R364 | ||
加賀市杉水町 | 11.8 | |||
加賀市今立町 | 0.0 | |||
加賀市塔尾町 | 7.2 | r39 |
起点は我谷ダムのすぐ近く。ここから大聖寺川に沿って上流へ向かう。最初は崖にへばりつく一車線の狭い道だが、写真のヘキサのあたりからセンターラインがついた広い道になる。このあたりの集落はダムができて水没したようで、沿線には民家は全く無い。トンネルを2つ抜けて九谷ダムの脇を通る。水没した集落の様子が描かれている看板がある。そのままダム湖に沿って快走二車線路を進む。やがてダム湖が小さくなったあたりで川を渡り、左岸にうつる。このあたりが九谷焼きの発祥の地である九谷町で、珍しく林道への案内の青看がある。林道分岐は道なりに左へ。ただのフェンスだけになっている九谷窯跡の前あたりからセンターラインが消えて狭い一車線に戻る。片側は川、もう片側は林になり、道路にはコケが生えている。ガードレールが無い「落ちたら死ぬ」区間もわずかだが、存在する。この険しい道を過ぎると突然センターラインが現れて、民家が見えてくる。山奥の杉水(すぎのみず)の集落だ。杉水林道への分岐が途中にあるが、r153はその杉水林道になる。ここから今立町までの間は通行止めになっており、加賀市道の立杉林道で迂回できる。 |
今立町側の通行止め手前は砂利道の下り坂から始まる。片側は川、片側は崖で、道路に岩が多く、夏になると草に覆われる。坂を下りきるとセンターラインのついた広い道にぶつかる。右側が立杉林道で、左側がr153だ。r153をしばらく進むと今立の集落に入る。ここは古い建物が多く残っている。交通量は少ないが、生活感あふれる集落で、人通りがそこそこ多い。そのまま田んぼと集落が交互に現れるような道を進み、菅生谷の集落を抜けると旧加賀市・山中町境になり、すぐにr39交点となり、終点になる。 |
狭くなったり広くなったりのローカル県道で利用しづらい。東谷奥地区へのアクセスに使える程度か。起点→終点間の移動は普通にR364→r39で十分だ。なお、通行止め区間は立杉林道で迂回するべきだ。 |
西谷地区(山中温泉省略) | 東谷奥地区(山中温泉省略) | 東谷口地区 |
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我谷町、枯淵町、片谷町、坂下町、小杉町、生水町、九谷町 | 市谷町、西住町、杉水町、今立町、荒谷町、滝町、菅生谷町 | 塔尾町 |
ただいま加筆中。協力者求む。 |